冬の日差しに薄っぺらく照らされながら、千歳烏山から芦花公園の方へ歩いた。カメラはX-E1&xf35mmf1.4。PRO Neg. STDのカラーを−2している。
標準レンズだけだと場面説明的な写真を全然撮らなくなることに気づいたが、これは千歳烏山駅の側面。
街の掲示板はなぜ黒板でなくても深緑なんだろうか。
駅の南口を東へ行くと、烏山神社という立派な神社がある。
元の名を白山御嶽神社といい、そこに神明宮、天神社、稲荷社が合祀されて烏山神社となったらしい。ファミレスのミックスグリル定食みたいだ。写真に撮ればよかった。
もう少し歩くと、世田谷文学館と芦花翠風邸がある。その間の堀には錦鯉が。芦花翠風邸は、戦前の大邸宅跡にベネッセが作った高級老人ホームだそうだ。30平米で月額100万超えだとか。
世田谷区は公衆電話ボックスだってゆとりがある。
ふわふわの冬芽。
わちゃわちゃしたものを見ると心が落ち着く。
午後3時過ぎの影。
環八沿いへ出ると急にロードサイドっぽさが出てくる。
前ピンだけど、これぞxf35mmf1.4という写真が撮れた。フレアをまとって崩れるようにボケていく感じ。
高架下をくぐって、甲州街道沿いを帰っていく。
ポストオーバーオールズってこんな古びた集合住宅の一階にあったのか。日本人がニューヨークで設立した、現代的解釈のアメリカンヴィンテージウェアなブランド。日本に作るなら、確かにこんなロードサイドの集合住宅がリアリティあるのかも。庶民には買えない値段だけど。
隣のヒミコマンションもいい雰囲気。
家形埴輪モチーフ。
芦花公園駅の方へ戻ってくると、少しずつ商店街らしさがでてくる。
戦前だろうか。
駅の北側には、丸美ストアーという短いアーケード商店街がある。
ロカスタンプ加盟店。
芦花公園駅から千歳烏山駅までは1kmもない。
休業中の銭湯の煙突を、蔦が上へ上へと伸びていた。