京都のおおっぴらな町並み風景 3選

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高台寺は名前の通りちょっとした高台の上にあって、振り返ると東山の町並みが広がっている。観光写真で使われているのを自分は見たことがなくて、京都には「坪庭の美学」的なものだけでなく、こういうおおっぴらな景色もあるんだな、と新鮮だった。

日本には中国の麗江みたいに見渡す限り甍の連続…みたいな景観ってあまりなかったと思う。(あったら教えてください)

経済発展した分、古い町並みの規模は小さめだし、景観のための強力な法律があるわけでもない。だから、これだけ俯瞰して現代的なビルがないのは京都でも珍しいし、近代建築が見えるところも京都らしくて好き。(このサイズだと見にくいけど、奥に京都市立清水小学校と、右端に竹内栖鳳の旧居・東山艸堂がある。清水小学校は2019年にプリンスホテルになるらしい)

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そして東華菜館。河岸に立っているのでとっても目立つ。昭和初期にしては装飾が多くて、竣工当時はもっとテカテカした印象だったんだろうな。一度くらいは入って食べてみたいんだけど、この日はまったく関係なく新福菜館で食べた。毎回ラーメンとチャーハンどっちも食べたくて頼んでしまう。そして味が同じなので毎回飽きる。東京にいるときに懐かしくなって、秋葉原の支店に寄ってみたけど激混みだった。そういうものでもないかな、と思って入らなかった。

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四条大橋の上からの鴨川。

鴨川は遷都から1200年経った今でも毎年のように大雨で溢れそうになるし、オオサンショウウオが流れてくる。ニホンオオサンショウウオならチヤホヤされるけど、チュウゴクオオサンショウウオやその交雑種だとチヤホヤされないどころか、兵庫の山奥に隔離収容されていくらしい。

今日も鴨川の川縁は、オオサンショウウオの一生に想いを馳せている人達でいっぱいだ。